カラオケ上達実践バイブル

繰り返しのフレーズで歌い方を切り替える

誰でもカンタンにすぐに実践できる、歌に厚みを持たせる方法についてのお話です。

 

 

最近ナツミのお気に入りの曲に、五木ひろしさんの「山河」があります。

 

五木ひろしさんというと演歌歌手のイメージが強いですが、

 

この「山河」は、演歌というよりもむしろ壮大なバラードという感じで、

 

演歌にあまりなじみのない方でもじっくり聴ける名曲だと思っています。

 

 

人の一生を、千年万年の昔から在り続ける「山河」の一部にたとえ、

 

さらに、自分の人生そのものもまたひとつの「山河」であるとたとえた、

 

ものすごく哲学的かつ情緒的な歌詞で構成されています。

 

バックに流れる胡弓の音色も、懐かしさと壮大さを感じさせてくれます。

 

 

一年前に出場したカラオケ大会で、たまたま「山河」を歌っていた出場者がいて、

 

それをきっかけにこの曲を知ったナツミ。

 

それ以来、「この曲を情感込めて歌えるようになりたいっ」という思いで、

 

カラオケに行くたびに毎度毎度練習をしています。

 

・・・とは言え、難しい曲なので一年経ってもまだ大会で歌う自信はないですね。。

 

 

さてさて、この「山河」のサビの最後のフレーズなのですが、

 

「愛する人の目に 愛する人の目に 俺の山河は美しいかと」

 

とあります。

 

 

自分の人生(山河)を清濁ひっくるめて振り返り、そして誇る最後のシーン。

 

この中で「愛する人の目に」というフレーズが繰り返されています。

 

このフレーズの部分、メロディも2回とも同じ構成なのですが、

 

さて、歌詞もおんなじ、メロディもおんなじこの部分、あなたならどう歌いますか?

 

 

実はこのあたり、カラオケであまり気にしないという方、案外多いものなのです。

 

つまり、、特に気にせずに2回とも同じような感じで歌う、というパターン。

 

ところが、これが実は、ものすごく「惜しいっ」歌で終わっちゃう原因なのです。

 

 

確かに、歌詞もメロディも同じであれば同じように歌うのが音楽上は正しいですね。

 

でも、、ではこう考えてみてはいかがでしょう?

 

 

「なぜ、作詞者は同じフレーズを2回続けたのか?」
「なぜ、作曲者は同じメロディを2回続けたのか?」

 

 

そう、ここには2回続ける「意味」というものがあるはずなのです。

 

・・・そうでなければ1回で十分なはずですよね。

 

 

たとえば、「山河」の場合、

 

2つの「愛する人の目に」は、別々の意味があるとナツミは考えています。

 

1回目の「愛する人の目に」は、自分を見つめている相手(愛する人)の視点、

 

2回目の「愛する人の目に」は、その相手(愛する人)を見つめ返す自分の視点、

 

と、視点の位置が異なっていると思うのです。

 

 

なので、

 

1回目は、相手の自分への思いを推察しながら「優しく語りかけるように」歌い、

 

2回目は、自分の人生を支えてくれた相手への「感謝の思いを力強く」歌います。

 

この場合は、2回目のほうが自分の気持ちをば〜んと開放して歌う感じですね。

 

・・・まあ、これはあくまでナツミの解釈による歌い方ですが。

 

 

このように、「なぜそのフレーズが繰り返される必要があるのか?」を考えると、

 

そこには必ず「なくてはならない意味」というものがあるはずなのです。

 

 

もっともその「意味」は、決して「万人共通の答え」でなくてもいいのです。

 

あなたがその歌を聴いて、その歌から感じたあなた独自の理由、それでいいのです。

 

そして、あなたの解釈した理由を、歌に乗せて表現してみるのです。

 

そう考えれば、繰り返しフレーズを同じように歌うのはもったいないと思いませんかっ?

 

 

いかがでしょう。

 

考えてみれば当たり前のことかもしれませんよねっ。

 

理由があるからこそ、作詞者・作曲者は繰り返し部分を曲に盛り込んでいるわけです。

 

あとはその理由を、あなたの感性で味付けしていけばよいということ。

 

 

繰り返し部分、今まで特に気にせずに歌ってきたという方がいらっしゃいましたら、

 

ぜひ次回のカラオケで一度、意識して歌い方を切り替えてみてくださいね〜。

 

あなたの歌唱表現力、ぐっと上がること間違いなしですよっ。

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