カラオケ上達実践バイブル

歌唱の中の2種類の『間』

ナツミはたいてい、ICレコーダーのような録音機をカラオケボックスに持ち込んで、

 

歌い終わった後にその場で歌のチェックをするのですが、

 

その時なぜか、どうにも自分の歌が「間延び」して感じられたのです。

 

何となく言葉の語尾に締まりがないというか雑というか。。

 

 

あっ、読者のみなさまの多くはきっとご存知かと思いますが、

 

歌の語尾、むやみな「伸ばしすぎ」は禁物ですよっ。

 

たま〜にカラオケ大会でも、語尾のビブラートをアピールしたい理由なのか、

 

小節小節ごとの語尾をすべて伸ばして歌う方を見かけることがありますが、

 

それぞれの語尾に、歌詞や曲の流れにマッチした「伸ばす意味」がなければ

 

どこどなく、だら〜っとした歌唱に聴こえてしまうので注意が必要です。

 

 

・・・これ、歌っている本人は案外気づきにくい問題ですので、

 

もし、無意識にすべての語尾を伸ばしている読者さんがいましたら、

 

ちょっぴり、ご自分の歌唱を振り返ってみてください〜。

 

 

さてさて、話を戻しますと、

 

いちおうナツミは、語尾に応じて「伸ばす」「伸ばさない」を使い分けていました。

 

・・・しかしながら、それでもまだなんとなく歌が間延びしていたのですね。。

 

それって一体なぜなんだろうと、少し考え込んでみました。

 

 

その時に、なぜか思い出したのはさだまさしさんの歌う「秋桜」の映像。

 

 

たとえば、歌い出しの部分。

 

 薄紅のコスモスが秋の日の v 何気ない陽だまりに揺れている v

 

 

今、上の歌詞で v と書いた場所、ここがブレスの位置ですね。

 

で、ナツミはブレスの直前までを繋げて歌っていました。

 

 

 うすべにの〜こすもすが〜あきのひのぉ なにげない〜ひだまりに〜ゆれているぅ

 

 

という感じですね。

 

 

ところが、さだまさしさんの映像では、確かこのように歌っていたのです。

 

 

 うすべにの こすもすが あきのひのぉ なにげない ひだまりに ゆれているぅ

 

 

・・・さてさて、上のこの文字のニュアンスで違いは伝わったでしょうか?

 

さだまさしさんの歌唱には、ブレスの位置以外にも切れ目があったのです。

 

 

その切れ目とは、曲調や歌詞の言葉の意味に合わせた切れ目。

 

ここで言うと、「薄紅の」と「コスモスが」と「秋の日の」との間ですね。

 

 

実はこの切れ目、決してブレスの位置ではないのです。

 

なので、さださんはここで息継ぎをしているわけではありませんよね?

 

であるにもかかわらず、ここでしっかりと「間」を取って歌っています。

 

 

それに比べてナツミの場合は、、ブレス以外の部分に「間」がありません。

 

ブレスから次のブレスまで、ず〜っと声を出して伸ばして歌っています。

 

だからこそ、どことなく歌が「間延び」して聴こえてしまったのですね。。

 

 

このように、歌唱の中の「間」には、以下の2種類が存在します。

 

●ブレスのための「間」
●ブレスをしない「間」

 

 

ブレスのための「間」は、息継ぎは当然必要なので意識せざるを得ないですが、

 

ブレスをせずに歌の流れに合わせてあえて作る「間」については、

 

意識して歌っているという方、少ないのではないでしょうか?

 

言うならばブレスをしない「間」は、計算して入れる「間」なのですね。

 

 

しかししかし、このブレスをしない「間」を意識することで、

 

歌唱全体のバランスが良くなり歌がぎゅっと引き締まってくるのです。

 

それこそ、ナツミの「秋桜」とさだまさしさんの「秋桜」くらい違います。

 

 

いや、ナツミとさださんの違いはきっとこれだけのはずはないですが(笑)。

 

 

いかがでしょう?

 

ブレスではない計算した「間」、しっかり意識して歌っていましたか?

 

ぜひ一度、あなたも自分の得意曲のカラオケ音源を録音して聴きなおして、

 

その中で、計算した「間」を探し出してみてください。

 

 

・・・もし見つからなかった場合は、

 

あなたの得意曲のいったいどの場所にこの「間」を入れればよいのか、

 

歌詞やメロディを聴きながら、ちょっとした「戦略」を練ってみてください♪

 

これだけでもあなたの歌唱がぎゅっと締まってくるはずですよっ。

 

ぜひぜひ、意識して試してみてくださいね〜。

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