カラオケ上達実践バイブル

CDの楽曲をあなた色に馴染ませて歌う

さてさて、自分自身の歌の勉強にと、

 

昨年からナツミが課題曲として練習している五木ひろしさんの「山河」を見ました。

 

「山河」という楽曲は、「演歌」というよりも壮大な「バラード」に仕上がっており、

 

そのためか、あまり演歌を聴かない若い世代にも支持されていると聞いています。

 

 

さて、その「山河」の動画、多くの動画があったので何種類か見ていました。

 

そこで、「おやっ」と感じることがありました。

 

 

同じ五木ひろしさんなのに、歌い方が違う・・・。

 

 

もちろん、プロの歌手の場合、ライブ会場やテレビのスタジオなど、

 

その「場」の空気に合わせて歌い方を微妙に変えることはよくあります。

 

たとえば、伴奏が生演奏かカラオケかの違いでも、歌の乗りは変わりますものね。

 

 

でも、どうもそれだけの理由じゃない気がしたのです。

 

それは、明らかに間の取り方、歌詞の溜め方が違っていたから。

 

 

その歌い方の違い、大きく2パターンに分かれました。

 

 

●CDのモト歌に近い歌い方

 

●CDのモト歌を崩している歌い方

 

 

CDに近い歌い方のほうは、比較的ていねいで模範的な歌。

 

CDの歌を崩している歌い方のほうは、曲に歌声が自然に溶け込んでいるような歌。

 

どちらかと言えば、崩している歌のほうが十分に情感が伝わってきましたね。

 

 

 

さてさて、この歌い方の違いはいったいどこから来たのでしょうか?

 

複数の「山河」を見ているうちに、ナツミはある事実に気がつきました。

 

 

それは、歌っている「時期」の違い。

 

「山河」は2000年に発売した曲。

 

 

比較的CDに近い歌い方をしていたのは、発売時期に近い頃の映像だったのです。

 

で、CDの歌い方とは違うけれど、楽曲に歌声が溶け込むような崩し方の歌唱、

 

そういった映像は、だいたいここ最近の映像だったのです。

 

 

つまり。

 

ベテラン歌手の五木ひろしさんであっても、楽曲をいただいた当初は、

 

まずは、詞や曲に忠実に歌うことを第一にしているということ。

 

で、そこから何年も何年も歌い続けることによって、曲が「馴染んでいく」。

 

その「馴染んだ状態」が、楽曲と歌声とが自然に一体になった歌唱なのです。

 

 

たとえば、革のジャンパーや革靴などの革製品を最初に身に着けたとき、

 

革の堅さに違和感を覚えますよね?

 

しかし、身に着けていくうちに徐々に自分の体に「馴染んでいく」。

 

馴染んだ地点で、ジャンパーや靴は「あなた仕様」に仕上がったとも言えます。

 

 

歌の練習も同様。

 

CDに入っている楽曲そのものは、いわば身につける前の革製品。

 

その楽曲を、何度も何度も歌いこなすことによって、

 

あなた独自の色に合った歌に「馴染んで」いくのです。

 

 

あなたも、あなた自身に歌が馴染むくらい、

 

ひとつの曲をじっくり練習してみてはいかがでしょう?

 

 

ちなみにナツミは「山河」を1年以上練習しています。

 

・・・もっとも、歌えば歌うほど楽曲の世界観の奥深さを感じられて、

 

とてもまだまだ「着こなせている」とまでは言えませんが。。

 

 

つまり、歌い続けているからこそ「気づく」こともまた多いのです。

 

ぜひぜひ、あなたがこれぞと決めた一曲、たっぷり歌いこんでくださいね。

 

その一曲をたっぷり歌いこんであなたに馴染んできた頃、

 

歌手のマネではない、あなたにしか歌えない歌に仕上がっているはずですよっ。

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