カラオケ上達実践バイブル

『語り』の語尾に余韻を残す歌い方

バラードを歌う際に必要とされる「語り」。

 

・・・いくら歌に気持ちや感情を込めたいからと言って、

 

最初から最後まで力いっぱい歌ってしまうと、重苦しい歌になってしまうもの。

 

そのためにも、歌全体の中での「抜く」ところが大事。

 

その抜き具合が、聴き手には「語り」として伝わるわけなのです。

 

ではでは、その「抜き方」のコツについてお話ししましょう♪

 

 

実はナツミ、つい最近、知人に歌い方についてある注意されたのです。

 

それは「言葉をハッキリ歌い過ぎる」点。

 

つまり、そのことによって「語り」に余韻が感じられない、と。

 

 

それまで、「すべての言葉をハッキリ歌うこと」をモットーにしてきたナツミ、

 

これには「え〜っ?」と、一瞬耳を疑いました。

 

 

言葉をハッキリ歌いすぎては、かえって「語り」が重くなってしまう・・・?

 

つまり、「抜き」の入っていない力強い歌になってしまう。

 

う〜ん、、言われてみれば確かに。。

 

 

でも、言葉をハッキリ歌わなければ聴き手に伝わらないんじゃあ?

 

聴き手に言葉が伝わらなくては、歌詞も伝わらないし、意味も伝わらない。。

 

それじゃあ「語れている」とは言えないのでは。。

 

 

な〜んて考えたりもしました。

 

 

そして、自分で何度も歌いなおしたりして試行錯誤した結果、

 

ようやく「見えて」きたのです。

 

 

言葉をややぼかして歌いながら余韻を残す歌い方が。

 

言葉をぼかして歌っても聴き手に言葉が伝わる歌い方が。

 

 

では、その歌い方を読者さんにそっとご紹介しますね♪

 

 

それは、、「語尾の音をやや弱めに歌う」こと。

 

 

たとえば。

 

学生時代、卒業証書を授与されたことはあるでしょう?

 

そのとき、校長先生が卒業証書の文面を読みますよね。

 

で、最後に大抵、先生自身の名前を読むことになるはずです。

 

 

先生が先生自身の名前を自分で読むとき、読む声が小さくなっていきます。

 

そのとき、、かえって気になりませんでした?

 

「いったい何と言っているのか・・・?」

 

これが、余韻を残すコツなのです。

 

 

つまり、歌も同様に、「語り」の効果を上げたいと思ったとき、

 

その箇所の語尾をわざと小さな声で歌ってみるのです。

 

 

そのことにより、聴き手に「余韻」が残り、

 

聴き手は「今少し聴こえなかった最後の語尾は『○○』と歌ったのかな?」と感じます。

 

このとき、聴き手は、歌が聴き取れなかったことによって、

 

かえって、自分自身の意識を歌に集中させることとなるのです。

 

これが、語尾を「抜く」ことによって聴き手を引き付ける歌い方なのです。

 

 

ただし、この歌い方には少し注意が必要です。

 

まず、語尾の歌い方を弱くするからと言っても、

 

決して、「いい加減に」「雑に」終わらせるのではありません。

 

たとえるならば、習字のときに筆を半紙から優しく離すように、

 

「丁寧に」「弱く」歌い終えていくのが理想ですね。

 

 

そしてもう一点、この歌い終え方は、歌の中のほんの1〜2箇所のみに使ってください。

 

歌の構成には起伏がつきもの。

 

仮に、サビの大盛り上がりの「起」の部分で、語尾を弱く歌ったとしたら、

 

聴き手はものすごく物足りなさを覚えるはずです。

 

なので、Aメロの情景説明といった箇所にそっと忍ばせるのが、

 

聴き手に余韻を残すという意味において、効果的になるのです。

カラオケ上達実践バイブル