カラオケ上達実践バイブル

カラオケの時の姿勢〜背筋はまっすぐ?〜

最近、雑誌か何かだったと思うのですが、「歌うときの姿勢」についての記事を、

 

立て続けに、2, 3記事ほど見ることがありました。

 

 

で、内容はというと、どの記事も同じように、

 

「背筋はまっすぐ、正しい姿勢で」といったことを勧めていました。

 

 

確かに、俗に言う「猫背」の姿勢で立って歌っている人の場合、

 

顔もうつむきがちになり、歌声もボソボソしてしまうことが多いもの。

 

下向きにうつむいて歌っているので、声も前にしっかり飛びません。

 

 

「猫背」の人の場合、カラオケのみならず、

 

日常での見た目でも、自信のなさそうな印象を周りに与えますので、

 

クセのある人は、背筋をぴんと伸ばした姿勢を普段から意識した方が良いでしょう。

 

 

で、話を戻しますと、

 

猫背姿勢が悪いのはもっともなのですが、、ナツミが読んだ記事から受けた印象は、、

 

「歌うときは、ず〜っと背筋を伸ばした状態を心がけましょう」といったものでした。

 

もちろん、書き手の意図はそうではなかったのかもしれませんが、

 

読み手がそう受け取ってしまった場合、ちょっと問題だな〜と感じました。

 

 

背筋をぴんと伸ばす。

 

これ、実は、歌に力が入りすぎているときにも見られる現象なのです。

 

 

2010年末にナツミがVTR出演した情報バラエティ「あさイチ」のカラオケ特集。

 

 

カラオケの苦手なレポーターの方に歌ってもらったのですが、

 

歌に力が入りすぎるあまり、背中がカチカチにまっすぐ伸びきっていたのです。

 

そう、まるで背中に鉄の棒でもくくりつけられたように。

 

その結果、高音部やロングトーンが必要な部分で、息切れしたり発声が止まったり。。

 

 

そこで、番組内でナツミがレポーターさんにしたアドバイス。

 

「体をやや前傾にして、お腹を少し丸めて歌ってみてください」

 

 

で、実際にそのように歌ってもらったところ、

 

それまでと比べて、発声の伸びも自然になり、高音部もなんとか出せるようになりました。

 

 

つまり。

 

「背筋を伸ばして歌う」ことが逆効果になる場面もある、ということなのです。

 

 

実際にナツミも、今日のカラオケで身をもって試してきました。

 

 

GLAYの「口唇」を歌ってきたのです。

 

この曲、歌い出しはやや低めの音域なのですが、

 

後半になるにつれて、サビのメロディが徐々に高く転調していって、

 

ラストの部分はかなりの高音域を必要とする、音域の広い曲です。

 

 

まずナツミ、背中をまっすぐにするために、壁に背中をフィットさせて歌いました。

 

・・・ラストのサビ、無理でした。。

 

 

次に、ナツミが普段使っているテクニック、

 

「高音部やロングトーン部を歌うとき、体を前かがみにして歌う」ようにしました。

 

・・・すると、苦しいながらもラストまでしっかり歌いきることができました。

 

 

このように、体を前かがみにすることで、発声の力が抜けるという効果があるのです。

 

そのぶん、声をいくぶんスムーズに出しやすくなるということです。

 

 

で、この「前かがみ」のコツですが、ひざもある程度曲げることがポイントです。

 

ひざを曲げて、重心を落としながら体をやや丸めるように前かがみになる、

 

これが、「苦しいときに『最後の一押し』の声を出すためのコツ」なのです。

 

 

・・・言葉でイメージが難しい方のために、良い例を紹介します。

 

B'zの稲葉浩志さんがライブで歌っているときの映像を、ぜひ一度ご覧ください。

 

ハイトーンの部分で、ひざを深くかがめて丸まるような姿勢で歌っていることがあります。

 

「最後の一押し」が欲しいときの姿勢のお手本だと、ナツミは思っています。

 

 

(ちなみに稲葉さん、まったく逆に、背筋を反り返らせて絶叫して歌うときもありますが、

 

これは稲葉さんだから可能なワザであり、一般のカラオケファンにはオススメできません)

 

 

歌うときの姿勢、「堂々と」背筋を伸ばして歌うのは確かに基本ではあるのですが、

 

一曲を通して、まるで鉄骨を縛り付けているかのように直立不動で歌うのは、

 

かえって逆効果だということもあるのです。

 

 

姿勢(見た目)もまた、あなたのカラオケ要素の一つ。

 

歌の流れにあわせて、自然に、臨機応変に、振舞ってみてくださいね。

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