カラオケ上達実践バイブル

カラオケ音源〜通常と生音の違い〜

前回のメルマガでちらっと紹介した「未来のカラオケ」。

 

読者さんのアイデアのひとつに、本物CDと同じ音源でカラオケを歌いたい、

 

というものがありました。

 

 

ところでところで。

 

私たちが普段何気なく歌っているカラオケ音源。

 

これ、、どのように作られているか、読者さんたちはご存知でしょうか?

 

 

たとえば、カラオケの選曲時、同じ曲なのに複数のカラオケが用意されている、

 

といった場面を経験したことはあるかと思います。

 

 

ナツミはカラオケ機種はDAMを選ぶことが多いですが、

 

DAMであれば、通常バージョンのカラオケ演奏のほかに、

 

「良音」や「生音演奏」、最新機種のLIVE DAMでは「プロオケ」というバージョンもあります。

 

 

通常バージョンのカラオケ音源の正体は、「midi」と呼ばれる演奏情報ファイル。

 

この演奏情報ファイルには、

 

たとえば、イントロの○○秒はピアノの演奏、○○秒の時点でギターが入り・・・、

 

というような演奏情報がインプットされています。

 

で、カラオケの機械はその演奏情報を解析して、プログラムで音源を鳴らすのです。

 

 

ところで、この演奏情報ファイル、こんな欠点があります。

 

それは、伴奏の「音色」。

 

楽器音をプログラムで表現するため、厳密には本物の楽器音とは異なります。

 

最近は音源を鳴らすプログラムのほうも進化しているので、

 

大分、本物の楽器音に近づいてはきましたが、

 

やはり「音」にこだわる人にからすると、物足りなさを覚えるかもしれません。

 

 

そんな、こだわりカラオケファン向けに作られた音源が「生音演奏」。

 

これは文字通り、実際に楽曲をスタジオミュージシャンが演奏するので、

 

プログラムではない、生の楽器音をバックにカラオケを楽しむことができます。

 

 

「生音演奏」は確かに音質では申し分ないのですが、

 

こちらの欠点は、一曲一曲の演奏を時間をかけてレコーディングするということ。

 

なので、「midi」に比べて、一曲を作り上げるのにコストが掛かってしまいます。

 

スタジオのセッティング、各パートの演奏者への依頼など、ですね。

 

 

その点、「midi」は演奏情報をデータとして記載すればよいだけなので、

 

極端な話、一人でも作れます。

 

なので、カラオケメーカーさんは、CDを聴いて楽曲構成をすべて「耳」で理解でき、

 

それを演奏情報データに落とし込むことのできる「職人」さんに、

 

カラオケ用の「midi」の製作依頼を掛けているのです。

 

 

ナツミの知人にも一人、こうした「職人」さんがいて、

 

以前、カラオケ音源用の「midi」製作を依頼されて作っていたのですが、

 

職人さんであっても、一曲を仕上げるのに早くて3日、遅くて1週間かかるそうです。

 

・・・割に合わない、とこぼしてましたね(笑)。

 

・・・一曲あたりのギャラも聞きましたが、、伏せておきます(笑)。

 

 

とまあ、これが、通常のカラオケ音源と生音のカラオケ音源との違いです。

 

 

さて、この両者、どちらにもひとつの共通点があります。

 

それは、、「音源はすべて、レコード会社以外の人たちが作っている」という点です。

 

 

つまり、midiにせよ生音演奏にせよ、カラオケ音源の製作については、

 

カラオケメーカーに一任されているということ。

 

なので、同じ楽曲であってもメーカーによってカラオケ音源が異なるわけです。

 

 

ここでここで、冒頭で紹介した「未来のカラオケ」案を実現するうえでの疑問。

 

「レコード会社がカラオケメーカーに、オリジナル伴奏を提供すればいいのに・・・」

 

 

このあたりは、「権利」の問題が大きく絡むところかと思います。

 

音源そのものだけでなく、実際に演奏しているミュージシャンに対する「権利」、

 

このあたりがクリアになれば、いつの日か、

 

カラオケボックスで、CDと同じオリジナル伴奏で歌うことができるかもしれませんね。

 

 

あ、そうなると。。

 

カラオケメーカーは一社だけで良い、ということになってしまうかも。。

 

 

とまあ、そう考えると、簡単な話じゃないのかもしれません。

 

 

 

そして最後に。

 

第一興商さんの「LIVE DAM」では、、

 

実はすでに、CDと同じオリジナル伴奏で歌える曲が配信されているのです。

 

「オリカラ」というジャンルで、現時点で27曲ほどあります。

 

ぜひぜひ、探してみてください。

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